みなさん、ほとんどご存じないと思いますが「秋ナンバ」というものがあります。
申し訳ありません、正式な名前を知りません。
今の畑をはじめてから知った野菜です。
このあたりでは、私より上の方はトウモロコシのことをナンバとよびます。
秋にとれるから、「秋ナンバ」ではないかと思います。
サカタの「家庭園芸」を見ると、観賞用のトウモロコシのところに似たようなものが載っています。
味はなく、もっちりとした食感が特徴です。
普通のトウモロコシのような甘さはありません。
今日はその「秋ナンバ」を植えた報告です。
これが種です。
毎年このようにして種を残しています。
残さなければ、もうどこにもありません。
少なくとも私が知っている限りでは、この近辺にはありません。
苗がここまで大きくなったので、定植することにしました。
毎年のことですが、発芽率が悪く、本来は水につけておいて発根させてから植えます。
7月初旬には植えなければならなかったのですが、わすれて遅くなってしまいました。
畝は前回キャベツを植えていたところを再利用しました。
不耕起栽培ということになります。
肥料は粒状苦土石灰(左)と発酵ケイフン(右)だけです。
石灰は扱いやすいので、粒状を使っています。
成長力が旺盛なので、この程度で十分だと思います。
どちらも1㎡に一握りくらいを施しました。
もし不足するようならば、追肥をしようと思います。
どんな野菜も基本的にはこの二つを元肥として使っています。
少し肥料分がほしいときには、この上に化成(14)を使います。
化成(14)というのは、窒素、リン酸、カリの割合が14:14:14の比率のことです。
ちなみに、この三種の合計が30を超えると高度化成というようです。
また、苦土石灰はpHのためではなく、カルシウムの補充と、微量要素といわれる苦土のマグネシウムを補充するためです。
このあたりの畑はすでにpHは6.5を超えており、石灰は必要ありません。
いまでは誰も作る人がいなくて、細々と種をとるだけの栽培をしています。
もうそろそろ誰かにお任せしたいと考えております。