退職後の菜園入門 家庭菜園の栽培日記

初心者の方へ 野菜の育て方 ヒントとポイント

エダマメとインゲンの苗づくり

エダマメとインゲンを発根させて発芽する前にポットにとりあげました。

枝豆の種の掘り上げ

土に埋めていた種が発根してきました。

根が長くなった種もありますが、まだ出はじめたばかりのものもあります。


これだけ掘り上げましたが、豆が割れていたものが二つ、掘るとき根を折ってしまったものが一つありました。

発根率は結構いいと思いました。

根を折らないように、横にして覆土しました。


インゲンの種の掘り上げ

インゲンはポットにまいて鹿沼土で覆土しました。

根はあまり伸びずにいい状態です。
これもエダマメとおなじようにポットにとりあげました。

インゲンですが、例年はこのように葉がひらいてからとりあげていました。

なぜこの状態で掘り上げたか?

腐るのが心配で早めに掘りあげました。

豆類など大きな種は腐りやすいので、はやめに鉢上げをしてみました。

多分発根した状態でも発芽すると思います。

なぜ腐るか?

先にも書きましたが大きな種ほど腐りやすいと感じています。

なぜ腐るかという疑問の答えは、多分気温が足りないからだと思います

気温が足りないので発芽が遅くなる。
発芽が遅くなるから腐ってしまう。
こんなことだろうと思っています。

腐らせないためにはどうすればよいか?

気温と水分管理だと思います。

ポットあるいはセルにまく場合、水分はあるけれど、じめじめではないといった状態が必要です。

そのため、培土を先に湿らせてから種をまいて、その上に赤玉土鹿沼土で覆土する。
といった方法をとっています。

一番効果的なのは土にまく方法です。
いままででこの方法が一番発芽率がいいようです。

今年は

今年は一歩すすめて発根の段階でとりあげました。
どのような結果になるか、数日後にご報告できると思います。

トウモロコシの発芽

直まきにしたトウモロコシの種が発芽してきました。

左が残しておいた昨年収穫した種です。
発芽率は80%といったところでしょうか?

右の今年買った種は発芽率がよく、100%発芽しました。


掘りあげるのが少し遅かったかもしれません。
根が長くなっているものがあります。

これをセルに植えかえますが、根を折らないように注意が必要です。

ポットがいいのですが、買った種が400粒ありますので、手間と培土の問題でセルにしています。

ここまでくると発芽(発根)しているので、覆土は培土でいいと思います。

数日すれば芽が出てくるのでそれまで納屋の暗いところに新聞紙をかけて置いておきます。

発芽率向上のために直まきにしましたが、普通どおりにセルにまいたものの発芽率はどうでしょうか?

数日後に報告できると思います。

トウモロコシの種まき

昨年とっておいた種です。
ゴールドラッシュです。
ネズミに食べられて無残な姿になってしまいました。

無理だと思いますが、試してみることにしました。

今年買った種です。
これもゴールドラッシュです。
人気があるので、この15年この品種しか植えていません。

右の列が古い種、左が新しい種です。

今年初めて直まきをテストしてみました。
理由はセルでは発芽率が悪いからです。

トウモロコシの直まき苗など聞いたことがありませんが、一応テストしてみます。

トウモロコシなど直根の野菜は植え替えを嫌うようですが、ためしにまいてみました。


こちらはセルにまいたものです。

最初に水をやってから種をいれて、鹿沼土を覆土してやりました。
トウモロコシなど大きい種は腐りやすいので、このように最初に水をやっています。

すこし培土が少ないと思います。
これは根が種を持ち上げて出てくるのでこのようにしてみました。

あと何回つくれるかわかりませんが、これもテストです。

レタスの定植

レタスの定植をしました。

95センチマルチで幅が狭すぎたので、千鳥に植えています。

まだこれだけ残っています。
手前の3ポットは鉢上げもしていません。

これを全部植えるとうちの畑はレタスだらけになってしまいます。

ネギの定植

ネギを植えました。
この時期のネギの定植について考えてみました。

ネギの定植

溝を掘ってネギを植えました。
1本あたり1センチの間隔といわれていますが、5センチから10センチになりました。

トウ立ちの心配

この時期に植えるとトウ立ちをします。

きょう植えたネギも根付くとすぐにトウ立ちがはじまると思います。

トウ立ちの時期

例年なら3月にトウ立ちしますが、今年は4月になると思います。

原因は植えた時期、大きさ、天候などによるものだと思います。

トウ立ちを避けることはできないか?

このトウ立ちの時期を乗り越えることがネギづくりの一番のポイントだと思っています。

ポイントは
トウ立ちの時期、この3月から4月を小さい苗で越すことです。

具体的にはどうすればよいか

カタログをみると温暖地では2月から種まきをして5月から定植をするようになっています。

このようにトウ立ちをする時期を小さな苗で過ごすことです。

今の苗

これがその苗です。
この程度の大きさで3月を過ごせばトウ立ちをせずに大きくなります。

トウ立ちをするとどうなるか?

トウ立ちをするとかたくて食べられなくなります。

今回植えた苗もトウ立ちをすると思います。
トウ立ちがはじまったら毎日つみとります。

つぎつぎとネギ坊主が出てくるので、何日もかかると思います。

収穫時期は?

多分9月になると思います。
ネギのない時期をねらっているので、この時期にはほしいと思います。

霜にも当たらず暑い時期のネギなので、多少かたいと思いますがやむをえません。

今年のネギ

そろそろ収穫も終わって種とりのためにおいています。

こんなにはいらないので、少し間引きますが。

定植をした苗

これが今回定植をしたネギです。

苗というか、もう立派なネギになっています。
こんなにたくさんあっても、使いきれないので植え替えてみました。

こういう記事を投稿しておいて無責任なことをいいますが、この時期のネギの移植はおすすめできません。
何回もかきましたがトウ立ちに苦労するわりにはいい結果にはなりません。
苗があるので移植しましたが、夏に収穫できる小ネギでもまいたほうがいいと思います。

ジャガイモの植え付け

彼岸になったのでジャガイモを植えました。
ジャガイモの植え付けについての報告です。

ジャガイモはいつ植えるか?

今回は春植えですが、このあたりでは春も秋も彼岸までにといわれています。

どうして彼岸までなのでしょうか?
春は暑くなって腐る前に収穫する。
梅雨の雨で掘り上げるタイミングを逃さないようにする。
多分こんな理由だと思います。
3月植えは地域によっては遅霜で芽が枯れることもあるので注意が必要です。

秋植えは霜が降りる前に収穫できるようにするために秋の彼岸には植えるのだと思います。

霜にあたると黒く枯れてしまいます。
霜にあたってから収穫しても問題ありませんが。

今回植えた品種

今回はキタアカリとキタカムイの二種類にしました。

このあたりではダンシャクとメイクインが定番ですが、うちでは味がいいのでキタアカリにしています。

今回、キタカムイというはじめての品種を見つけたので試しに買ってきました。

種イモの切り方

種イモはそのまま植えるともったいないので、数個に切り分けて数を増やします。
また、芽数を調整するためにも切ります。

左の写真がイモの下です。このへこんだ部分が茎につながっていました。

これを下にして、右の写真のように芽を確認します。
左右に芽が残るように縦に切り分けます。

縦に切る理由は根になる組織が縦にのびているからです。
この組織を切らないように、根がのびるように縦に切ります。

品種にもよりますが、芽数が少なくて大きなイモがとれる品種は二個程度に切ります。たとえばダンシャクです。

芽がたくさんできて小さなイモになりがちな種類は三つくらいに小さく切り分けます。たとえばキタアカリです。

この芽数の調整で芽かきの手数が減ります。
ただ、あまり小さく切るとうまく芽がでないこともあります。
私はキタアカリを小さく切るので、芽かきはほとんどしません。

マルチは張るか?

10年前に張っていましたが、それ以後張っていません。

イモを植え付けてからマルチを張るわけですが、芽がマルチを押し上げるタイミングでマルチをカッターナイフで切って日にあててやります。

これがけっこう手間で、何回も畝を見回らなければなりません。

もうひとつの理由は高齢になったために土寄せ作業が負担に感じるためです。

草をとりながら三回の追肥土寄せをしますが、この作業が大変でもうできないようになりました。

もうひとつのマルチを張る理由は、肥もち・水持ちがいいことです。
草もはえなくなります。

マルチの張り方

マルチの張り方など余計なことですが、私は端を土で固定してマルチのほうを引っ張ています。

この方法がいい理由は、長い畝でも途中で仮止めができるからです。

もしこれを反対にすると、風があるときなど土で抑えるのに苦労します。

マルチに最初から穴をあけておく

こうすれば毎日見回らなくてもいいことになります。

左の写真のような道具で穴をあけてもいいのですが、右のようにマルチを破って植えました。
穴をあける手間をはぶきました。

植えつけ時の肥料(元肥)はどうやるか?

マルチを張らないときは、株間に化成を一握り置く方法が多いようですが、私は土をかけてから上に化成をまいていました。

今回は元肥として発酵ケイフンを少し入れて耕しました。
発酵ケイフンのほうが肥もちがいいような気がします。

そうか病は大丈夫か?

ジャガイモ特有の「そうか病」という病気があります。
肌に点々と粒ができる病気です。

食べる分には問題がないのですが、見た目が悪いため嫌われています。

その病気のおもな原因が石灰だと読んだことがあります。
したがって、石灰、苦土石灰、ケイフンは使わない方が多いようです。

今回はテストもあってケイフンを入れてみました。

追肥はどうするか?

マルチを張っているので、追肥はやりにくいのですが穴を持ち上げて化成を入れてやろうと思っています。

逆さ植え


普通はイモの切り口を下にして植えますが、今回は逆に切り口を上にして植えました。

本で読んだのですが丈夫な芽が出て、いいイモがとれるそうです。

以前、試したことがありますが、発芽に時間がかかるのでやめました。

今回はマルチを張ってからの浅植になるので切り口を上にしてみました。

緑化に注意

マルチの穴からイモがのぞくことがあります。

そのままにしておくと、日光にあたって緑化してしまうので土をかぶせるなどの作業をしたほうがいいとおもいます。

連作障害

今回二本の畝をつくりましたが、そのうちの一本は前作ピーマンをつくったところです。

ピーマンもジャガイモもナス科なので、いわば遠縁にあたります。

連作障害が少し心配ですが、ここまで考えていると植える場所がなくなってしまうので今回は無視することにしました。

膝が曲がらない、体力がなくなったなどを理由に手抜きの植え付けになりました。
なにか参考になればいいのですが。

苗 ポットあげのタイミング

苗が大きくなってきたのでポットあげをしました。
ポットあげのタイミングについて考えてみました。

ポットあげはいつするか?

本葉が出てきたころといわれています。

ブロッコリーの苗ですが、すこし本葉が出てきました。

ポットあげとは?

ポットあげという意味は、たくさんの苗を一本ずつポットに植えかえることです。

むかしは鉢にとりあげていたので、鉢上げともいいます。

ポットあげの注意点は?

ポットに移しかえるタイミングですが、本葉がでることのほかに徒長に注意が必要です。

苗が異常にのびてしまう前に植え替えたほうがいいと思います。

とくに秋野菜は夏にまくので、暖かく徒長しやすいので注意が必要です。

ブロッコリー徒長しやすいと思います。
背丈が高くなる野菜は注意が必要です。

徒長とは?

徒長というのは、必要以上に茎がのびることをいいます。

光のうばいあいから発生しますが、おもに密植が原因です。

ポットあげのしかた

とくに難しいことはありません。

苗をバラバラにしておきます。
これを一本ずつポットに植えるだけです。

このようになります

培養土は市販のものに、少し畑の土を混ぜて使っています。
水持ちのためです。

一本ずつと書きましたが、ブロッコリー・茎ブロッコリーは二本ずつ植えています。

ポットあげする苗はブロッコリー二種、茎ブロッコリー、レタス二種、キャベツ二種があります。
そろそろ忙しくなってくるので、天気をみながらタイミングをのがさないように気をつけています。