なぜ間引きをするのかも考えてみます。
◇ 間引きをする理由
少ない本数でつくると大きなイモがとれます。
逆に本数が多いと小さなイモがたくさんとれます。
◇ 品種によって違う
ジャガイモにはおおきくふたつのタイプがあります。
ひとつは芽の数が少なくおおきくなるもの、もうひとつは芽数が多く小さいイモがとれるタイプです。
秋植えのジャガイモはニシユタカとデジマが中心になります。
このふたつはどちらかというと、数が少なく大きくなるタイプです。
今回のイモはニシユタカです。
逆に数が多く小さいイモがとれるのがキタアカリです。
◇ 芽数の問題
間引いて芽数を調整しますが、一般的に三本といわれています。
間引いて三本程度にしますが、植えるときに芽数を計算する方法もあります。
植えるときの種イモの切り方を考える必要があるということです。
私はこのイモを切るときに調整しています。
そのため、間引きはあまりしません。
多少多くてもそのままにしています。
大きくなる芋は多少芽がおおくても、大きなイモになります。
小さなイモのタイプは芽数を調整しなければ、間引きが必要になります。
◇ 間引きの注意点
間引きをするとき、ふたつのことに注意しています。
ひとつはほかの芽までを抜かないことです。
ほかの芽を抜かないように、片手で株もとをおさえながら抜いてください。
もうひとつは葉を抜かないことです。
右の指でさしている芽はじつは葉です。
土寄せで分岐点がわからなくなっていますが、葉がこのように芽のように見えます。
これを抜かないようにしてください。
◇ 間引いた苗の利用
うまく根づけば同じようなイモがとれます。
◇ 追肥
間引いたあとに、株間に化成を追肥します。
仕上げにかるく土寄せをして終わりです。