退職後の菜園入門 家庭菜園の栽培日記

初心者の方へ 野菜の育て方 ヒントとポイント

一本ネギ 育て方のポイント

いい一本ネギを収穫するために



いい一本ネギを収穫するために一番重要なことは土寄せです。

この土寄せさえうまくできれば、まずいいネギがとれます。

重要な土寄せ

なぜ土寄せが重要かというと、ネギで一番必要な白い部分が短くなるからです。

左の写真の右端に包丁が写っています。
白い部分がこの程度ではいいネギとは言えません。

右の写真のあかまるの部分、ここが土で埋まるくらいの土寄せが必要です。


試しに掘ってみると、この程度の深さでした。

土寄せのしかた


土寄せの仕方などとお思いでしょうが、これがなかなかうまくいきません。

その理由は畝が高くなると、土をあげても落ちてくるからです。

土が落ちてこないようにするためには、畝に肩をつくって台形にする必要があります。

台形にして高くするには、土が必要です。
つまり、結論は畝巾を広くとる必要があるというこです。


いまの畝巾が60センチくらいです。

ではどれくらいの高さが必要か?ということになりますが、上の絵の畝の肩ができるようにするためには、この一本ネギで畝巾100センチ程度必要だと思います。

小さな苗を植えたときの100センチはあまりにも広いと感じます。
しかし、ここでしっかり畝巾をとっておくことが、いいネギをとるポイントになります。

その他の注意点

畝の高さより肥料のほうが重要な要素ではないかと思われがちですが、肥料はそんなにいりません。

肥料について

六月に定植しますが、元肥として石灰と発酵ケイフンを入れ、定植以降は数回の発酵ケイフンの追肥でいいと思います。
この追肥をしたとき、土あげをすれば効果的です。

生長時間

ネギは生長が遅いので、時間がかかります。
なかなか生長しません。

ところが10月以降、急に大きくなりはじめます。
このときタイミングよく土寄せをしなければ、白い部分が短いネギになってしまいます。

ひとこと
写真のネギもそうですが、土寄せが浅いとネギが太くなる傾向にはあるようです。




結論

一本ネギは広い畝に深く植えるということです。

肥料よりも時間が重要です。
生長にあわせた土寄せをしていると、いい一本ネギがとれます。